日本を代表するアイドルグループだったSMAP、その彼らが出演するドラマは、やはりいつも光り輝くものでした。
もう解散してしまったとはいえ、その影響力は今後も変わらないのでしょうね。
今回はそんなSMAPが出演したおすすめの刑事ドラマをご紹介します。
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おすすめドラマSMAPその1『HERO』
フジテレビ系で放送された検事もののドラマです。
主演はSMAPの木村拓哉です。
お話の中心は、検事らしからぬファッションで、どことなくつかみどころのない型破りな検事、木村拓哉演じる久利生 公平と検察補佐官のコンビがドタバタを繰り広げながら事件を解決していくというものです。
検察補佐官はドラマのヒロイン的位置づけで、2001年に放映された第1期版では、松たか子が演じました。第2期では北川景子が演じています。
単発で地方編などもありましたが、この時には検察補佐官的な位置づけで綾瀬はるかが出演しました。
平均視聴率は34.3%、最高視聴率は36.8%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録し、しかも一部の地域では全ての回で視聴率30%超を記録する大ヒット作です。
このドラマの魅力は3つあります。
一つはこれまでになかった検察官の設定です。
これまで検察官というと、大事件を扱いどことなく偉そうなイメージで描かれることが多かったものですが、木村拓哉演じる久利生 公平はこれまでのイメージを覆し、ある時は刑事のように現場に出て事件の真相を掴んでいこうと行動します。
つまり、これまで「静」のイメージであった検事に「動」のテイストを加えていったところが特徴の一つです。
もう一つはファッションを含めたキャラクターや場面の設定です。
まず久利生 公平は毎回ダウンジャケットを着て登場しますが、ドラマの影響でこのダウンジャケットがプレミアムがつきました。
また、ドラマの中で行きつけのバーというのがあり、そこではメニューにないものを注文しても、マスターが「あるよ」と言って出してくれます。
それから、久利生は無類の通販好きで手当りしだいいろんなものを買ってしまいます。
こんな細部にわたったこだわりも、人気の秘訣となったところです。
3つめとしては、ヒロインとの恋模様を思わせる関係です。
通常はデコボコな感じが強調されているのですが、時折恋に発展しそうな場面なども出てきて見ている方をはらはらとさせたりします。
以上ご紹介したようなところから、「事件もの」のエポックメイキングとなったドラマと言えるでしょう。
おすすめドラマSMAPその2『ATARU』
2012年、TBS系の「日曜劇場」で放映されたドラマです。SMAPの中居正弘が主役です。
主役の青年、ATARUはサヴァン症候群の青年です。
普段は、奇妙な行動で周囲を驚かせているATARUですが、一度見たものは忘れないなど、抜群の記憶力で事件を次々と解決していきます。
相手の言葉を理解した時には、「アップデートしました」、事件を調べ始めるときには「mission accepted」、捜査が終わると「mission accomplished」とつぶやきますが、このあたりが、コンピュータとリンクしたような、不思議な世界観を醸し出します。
指を絶えず動かしながら考えるしぐさ、そして焦点の定まらないような視線など、中居クンの熱演も光ります。
役作りには一切妥協しないところがさすがと感じてしまいます。
ドラマの初回の視聴率は19.9%と、あの「相棒」と並ぶ数字を叩き出し、注目されました。
おすすめドラマSMAPその3『MONSTERS』
2012年に、SMAPの香取慎吾が演じる平塚平八と、山下智久が演じる新人刑事・西園寺公輔、この二人の刑事がコンビを組み活躍する姿を描いたドラマです。
平塚は、敏腕であるにもかかわらず、礼儀をわきまえないことから、周囲からはそれほどよく思われていません。
一方の西園寺は、セレブの御曹司で平塚平八を監視する命を受けて彼の部下となります。
平塚平八はかなり「嫌な奴」で、犯人から見ても「嫌な奴」、つまり「もっとも嫌な奴」なのです。
それゆえに、犯人が仕掛けた罠も見破ってしまうのだという、人間の妙を描いているところが魅力です。
もちろん、ジャニーズの二人が織りなすコンピっぷりも魅力のドラマです。
おすすめドラマSMAPその4『スペシャリスト』
2016に放送されたドラマです。
ある刑事が、無実の罪により10年間服役する事態になってしまいます。その後冤罪が証明されて出所、刑事に復職して難事件を解決していくというお話です。
面白いところとしては、通常の刑事ものではなかなかありえない、刑事が長期間にわたって服役するというところと、事件を解決していくにあたって、服役中に得た犯罪に関するリアルな知識をもとに解決していくという所です。
主演はSMAPの草彅 剛が務めています。
この主人公のキャラクターも、周囲には自分の感情を吐露しないなど、なかなか一筋縄ではいかない設定です。
謎解きも必ずしも現場に行って行う訳ではなく、周囲に対しても事件解決のヒントを、「昔服役中に聞いた話」と言って回りくどく言ったりします。
こうした、やや癖のある役柄を草彅 剛が熱演しています。
[ad#ad5]おすすめドラマSMAPその5『TEAM(チーム)』
1999年に放送されたドラマです。
主演は草彅剛で、相方役西村雅彦が演じました。
中央省庁に所属する草彅剛演じる風見勇助と、西村雅彦演じるノンキャリアの刑事・丹波肇がコンビで活躍するドラマです。
扱う事件は少年事件にほぼ限定されており、このドラマの特徴の一つとなっています。風見は性善的な立場から、丹波は性悪的な立場から、お互いの考えをぶつけ合い、真実を暴いていきます。
水野美紀、大杉漣、戸田菜穂、黒木瞳なども出演しており、脇をしっかり固めていて安心してみることが出来ます。
ややロングヘアーの草彅剛も新鮮です。
おすすめドラマSMAPその6『空から降る一億の星』
2002年にフジテレビで放送されたドラマです。
毎週月曜日の21時、いわゆる「月9」ドラマでした。
明石家さんまとSMAPの木村拓哉のダブル主演でした。明石家さんま演じる堂島完三には妹の優子がいて、二人で暮らしています。
そんな完三は女子大生殺害事件の担当になり、その後おきた殺人事件で、完三は知人の西原美羽の誕生日パーティーの場にいたコック見習いの木村拓哉演じる片瀬涼に目をつけていきます。
そして、妹の優子は涼に惹かれていってしまうのです。
コミカルなところがありながらも、どことなくカッコイイと思わせてしまう明石家さんまの演技、一部の記憶がない片瀬涼を木村拓哉がミステリアスに、巧みに演じています。
その他、深津絵里、井川遥、柴咲コウ、森下愛子と今を活躍する女優陣が出演しており、まさに見応えたっぷりのドラマと言っていいでしょう。
おすすめドラマSMAPまとめ
いかがでしょうか。
こうして見てくると、どんな設定のドラマであっても、SMAPそれぞれのメンバーが、自らに課せられた使命感のようなものを感じ、彼ら自身の魅力で、ドラマのグレードを高め、見る人の期待を裏切らない出来上がりにして言っているのがよく分かるのではないでしょうか。
どのドラマも貴重だと思います。是非一度チェックしてみて下さい。
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