金融系のドラマって何であんなに面白いのでしょう。
あまり知らない世界だからこそ、覗き見にしているような気分になります。
お金が絡むと、人間の本性が出て、それが見ている人にはたまらかくリアルで面白く映ってしまうんですね。
人の不幸は密の味って、こういうことを言うのかもしれません。
私の独断と偏見で、おすすめの金融系ドラマを5作品ご紹介していきます。
[ad#ad4]金融系おすすめその1ドラマ「半沢直樹」
金融系のドラマでまず外せないのが2013年に放送された「半沢直樹」です。
「倍返しだ!」はその年の流行語大賞に選ばれたくらい、有名なセリフとなりました。
それだけ見ている人が多かった作品です。
(キャスト)
堺雅人、香川照之、上戸彩、及川光博、壇蜜、片岡愛之助、中島裕翔、滝藤賢一、北大路欣也
(原作)
原作は池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」
池井戸潤さん自身が銀行員の経験をしたことで、生かされた作品です。
(簡単なあらすじ・第1部)
バブル崩壊後の大手都市銀行が舞台。
多額の不良債権を抱えていたため、他銀行と合併し、世界第3位のメガバンク「東京中央銀行」として新生した。
主人公・半沢直樹は「東京中央銀行大阪西支店」の融資課長として優秀な成績をおさめていた。
しかし、半沢は5億円もの融資事故を起こしてしまう。
実は支店長・浅野による融資実行のゴリ押しだったことが分かる。
当初は「全責任を持つ」と言っていたのだが、半沢に全責任を負わせようとする。
それに怒った半沢が倍返しをすることを誓う。
(簡単なあらすじ・第2部)
東京中央銀行の大手取引先である、伊勢島ホテルが株の運営に失敗。
120億円以上の損失があることが発覚する。
同じくして、金融庁から金融庁検査実施が行われることになる。
金融庁から伊勢島ホテルが実質破綻先と認定されば、銀行は1500億円という莫大な引当金積立を命令される。
そうなれば東京中央銀行に信頼も株価も落ちていくだけ。
そんな折、半沢は金融庁検査担当に任命される。
何とか、金融庁検査を乗り切ろうとする半沢だったが、伊勢島ホテルへの融資の裏には大きな闇が蠢いていた。
半沢は東京中央銀行の危機を救い、巨大な陰謀を討ち払うことが出来るのか。
(視聴者の感想)
- 半沢直樹を見て銀行員を目指すのを辞めました。
- 半沢直樹ドロドロしてる、就活で銀行落ちて良かった。
- 父が銀行員だったが、いつもボイスレコーダーを胸ポケットに入れていた。半沢直樹を見て、自己防衛策だったのだと思う。
- 「一度失敗するとやり直せないのがバンカー」とシビアな世界であることを強調していたが、実際もマジであるらしい。
- ドラマでも描かれていたが、敗者復活することはほぼ絶望的なことらしい。
金融系おすすめドラマその2「花咲舞が黙ってない」
「半沢直樹」になぞらえて、「女性版・半沢直樹」と呼ばれたドラマ。
「お言葉ですが」から始まるのが定番でした。
(原作)
こちらも池井戸潤さん原作の「不祥事」「銀行総務特命」が原作となっています。
池井戸潤さんの得意分野ですね。
(キャスト)
杏、上川隆也、塚地武雅、成宮寛貴、甲本雅裕、榎木孝明、石橋凌、大杉漣、生瀬勝久
(簡単なあらすじ)
東京第一銀行の臨店班、花咲舞と相馬健のコンビが、銀行内の様々なトラブルを解決していくストーリー。
臨店班とはなにか?
問題を起こした支店へ直接行き、業務改善出来るように指導や支援をして、問題を解決する部署のこと。
支店の様々な問題点を洗い出すというという性質なので、出向先からは歓迎されない。
そうなると、行員の協力もなかなか得られないので、花咲舞と相馬健は出来る範囲で奮闘するしかない。
(視聴者の感想)
- もうダメか、もうダメか!と思いながらも、ついつい花咲舞に期待してしまう。
- 話が大きくなりすぎて、相馬さんや舞ではどうにもできなくなったりしたので、痛快にやり込める感は薄れたかな。
- 硬い題材をさくさく見れるのは、脚本の手腕が素晴らしいからだと思う。
金融系おすすめその3ドラマ「ナニワ金融道」
中居正広さん主演で初めてドラマ化されたのが1996年。
その後、スペシャルドラマ枠でシリーズ化されました。
漫画としては第19巻、261話と、ロングセラー作品ですが、2003年に作者が亡くなりました。
(キャスト・レギュラー)
中居正広、小林薫、緒形拳、綿引勝彦、六角精児
(簡単なあらすじ)
大阪を舞台にマチ金(消費者金融)会社「帝國金融」の芸業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品です。
連帯保証人になった彼氏の借金の肩代わりをしてソープ嬢になる女、ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走した挙句、取り込み詐欺に手出しして破滅する男、詐欺的さきもの取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者や、ライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描いたリアルな作品です。
(視聴者の感想)
- 関西弁のイントネーションがマスターできない俳優さんは、関西人の役にしないで欲しい。ナニワ金融道に毎回求めるのはそこです。
- 昔のほうが勢いが良かったね、色んな意味で。緒形拳さん不在の穴はなかなか埋められない感じがします。
- 今は金融の法律も色々変わってえげつない話しが作りにくくなってるのかな。
- ドラマ自体は面白いけど、色々な件が違法すれすれの事例ばかりですね。
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金融系おすすめドラマその4「極悪がんぼ」
尾野真千子さんが民放初主演したドラマとなります。
漫画では主人公は男性でしたが、ドラマでは女性に置き換えています。
(キャスト)
尾野真千子、椎名桔平、三浦翔平、仲里依紗、竹内力、板尾創路、小林薫、宮藤官九郎、オダギリジョー、三浦友和
(簡単なあらすじ)
主人公・神崎薫は幼い頃母親の事業が失敗したせいで、貧乏生活を送っていた。
その貧乏生活から抜け出すために、中学を卒業してすぐに働きに出て、やっとの思いで100万円を貯める。
しかし、同僚から「お金を貸してほしい」と頼まれ、人の好い薫は100万円を貸してしまう。
その挙句、返ってきのは、何倍にも膨らんだ多額の借金だった。
そんな時、「小清水経営コンサルタント」のメンバーを自称する人物に出会い、薫は裏社会の扉を開けることになる。
裏社会には、信じられないほど極悪な人間が、様々なトラブルを抱えている。
薫はトラブルを解決しようと奔走する。
(視聴者の感想)
- 皆さんのキャラがしっかりしているのは、演技力があるからなんだね。どの人達を見ての主役級ばかりの俳優さんなのがスゴイ!
- どんどん面白くなってきて、最後はスッキリ終わって、あ~面白かったな~って思える作品だった。それぞれが上手いと出しゃばり過ぎず、存在感を出すことが出来るんだよね~。
- ド素人の若い娘が裏世界で簡単に決意してサクサク物事を決断下せることに違和感。駆出しの新人なんだから状況を把握できず流されるのも仕方ないよ。
金融系おすすめその5ドラマ「銭の戦争」
俳優として見事な一面を見せてくれる草彅剛さんが主演。
(キャスト)
草彅剛、大島優子、木村文乃、高田翔、新川優愛、志賀廣太郎、木野花、津川雅彦、ジュディ・オング、大杉漣、渡部篤郎
(簡単なあらすじ)
主人公・一ノ瀬浩一が両親と弟の敵討ちのために、天才詐欺師となり真犯人に復讐していくストーリー。
一ノ瀬が9歳の時に母親と弟を殺されたのだが、疑われたのは父親だった。
ですが、別に真犯人がいるのです。
事件当時一ノ瀬は真犯人の腕にある傷跡を記憶していたのでが、警察は相手にしてくれなかった。
30年の時を経て、その真犯人を見つけ出すことに成功した天才詐欺師の一ノ瀬は、復讐の鬼と化して徹底的に追い詰めていく。
(視聴者の感想)
- ラストを何でも死んで片付けなかったところが、日本らしかった。俳優の演技もストーリーも心を揺さぶる面白いドラマだった。
- 草彅剛さんは何故か任侠ものが似合うのが不思議です。ラストはそう上手くいくか?って思ったけど私的にはOKでした。
- テレビタレントで視聴率を稼ごうとしるテレビ局の事情は分かるけど、少しでもいいドラマを作ろうとするプロ意識に欠けた製作だった。
まとめ
ここでご紹介できたのは5作品だけでしたが、もっとたくさん金融系のドラマはあります。
ただ、金融系のドラマというと、怖い人が出てきて、取り立てて、といった一連のイメージがあるかと思います。
ですが、「半沢直樹」や「花咲舞がだまってない」を初めとした銀行の組織の中でのストーリー展開があるドラマも増えてきました。
どの金融系のドラマも、それぞれに思考が工夫され、面白いドラマに仕上がっているので、見る方も楽しめますね。