おすすめの刑事ドラマ・バディ編について!

刑事ドラマの代表格というと、「太陽にほえろ」のような、一つの組織の中でそれぞれが悩みや葛藤を抱えながらも人間的に、そしてその組織も一体感を高めていくといったようなアプローチのものがあります。

一方で、この流れとは別に、あるコンビに着目した、いわゆる「バディもの」というものもでてきました。

先程の「王道もの」に比較すると、バディのやり取りが中心となることから、ドラマの雰囲気が全体的に軽快になる、わかりやすい等の特徴があります。

今回はそんな刑事ドラマ「バディもの」の中からおすすめのドラマをピックアップします。

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おすすめ刑事ドラマ・バディ編その1『噂の刑事トミーとマツ』

 

1979年から放送された、アクションコメディドラマです。主役のコンビは、松崎しげる、国広富之が演じています。外見も性格も対照的な2人の刑事、警視庁富士見署捜査課の岡野富夫(トミー)と松山進(マツ)のコンビが、時には衝突し時には協力しながら事件を解決まで導いていくストーリーです。

見どころとしてはもちろん、トミーとマツのやり取り、アクションシーンです。

トミーは普段はどちらかと言えば頼りないところがあるのですが、そんなトミーにマツがしびれを切らし、「こんな事が怖くて刑事が出来るか! お前なんか男じゃない、女男で十分だ! おとこおんなのトミコ!」と怒鳴りつけると、トミーがイケイケモードに変身して、犯人をやっつけるというパターンが定番となり、人気がありました。

一方、トミーとマツの周りを固める役者陣も豪華です。その中でもトミーとマツの上司役の石立 鉄男は見事で、時にはトミーとマツを差し置いて自ら犯人を追いつめるシーンなどあり、迫力満点の演技を見せています。

その他、林隆三、志穂美悦子、石井めぐみ、井川比佐志などが出演しています。

なお、エンディングの、WONDERFUL MOMENT(ワンダフル・モーメント)は松崎茂が歌っています。ドラマの雰囲気を見事に引き取っている名曲です。

 

おすすめ刑事ドラマ・バディ編その2『刑事スタスキー&ハッチ(Starsky and Hutch)』

 

1975年から放送された、アメリカのテレビシリーズです。

「噂の刑事トミーとマツ」のもととなったドラマとも言われています。ロザンゼルスを舞台に、刑事のスタスキーとハッチが凶悪犯罪に挑む様を描いたドラマです。

スタスキーとハッチのやり取りも見どころですが、カーアクション、銃撃シーンなど刑事ドラマとしての基本的なところがしっかりと作られており、今見ても見応えがあって、カッコイイ仕上がりとなっています。

劇中に登場するスタスキーの愛車であるフォード・グラン・トリノも人気になりました。

 

おすすめ刑事ドラマ・バディ編その3『あぶない刑事』

 

1986年から放送されたドラマです。

舘ひろし演じる「タカ」と柴田恭平演じる「ユウジ」、この二人の刑事が横浜を舞台に派手なアクションを繰り広げます。

かつての刑事ドラマでは考えられないような、ある種「ダンサブル」とも言えるような銃撃シーン、ダンディなファッション、コミカルかつ洗練された台詞回し、横浜を舞台にした派手でクールなカーアクション、こうしたいくつもの要素で、刑事ドラマの歴史を塗り替えたドラマといっても過言ではないでしょう。

「タカ」演じる舘ひろしと、「ユウジ」演じる柴田恭平ですが、当初はお互いを意識しすぎ、自分がドラマを引っ張ろうという気持ちが強すぎてかややギクシャクしていたこともあったそうです。

それがお互いをリスペクトしあうようになってから、あの奇跡のコンビが生まれてきたのです。

その他にも、浅野敦子、仲村ドオル、木の実ナナなどをはじめ、脇を固める役者陣も豪華です。

また、ドラマに使用される音楽も横浜の雰囲気にピッタリのものがチョイスされており、かつクオリティも相当高くオススメです。サウンドトラックも発売されていますが、CD単体として十分聴きごたえありです。

横浜のドライブにピッタリと言えるでしょう。

難しいことは考えず、とにかくスカッとしたい方にオススメのドラマです。

 

おすすめ刑事ドラマ・バディ編その4『ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事〜』

 

時代はグーンと進みます。2014年に放送されたドラマです。

この頃になると、コンビの設定も一ひねり加えなければ、という感じになってきます。

このドラマのコンビは、ずばり「親子」で、佐藤健と渡部篤郎画素のコンビを演じています。

佐藤健演じる夏輝は、初出勤でいきなり遅刻のピンチ、迎えた夏輝はいきなり遅刻のピンチ!

しかし、何とか銀座署に出勤すると、何とそこに自分の父親で、両親が離婚してから10年以上も会うこともなかった渡部篤郎演じる父親の明村がいて、しかも指導役となってしまうという設定です。

犯人を蹴り飛ばすシーンやなぎ倒すシーンが親子で似ているなど細かいところも凝った演出がされています。

その他、忽那汐里との恋模様を思わせる絡みも魅力です。

それぞれの出演者の熱演によって、高いグレードのドラマに仕上がった一作と言えるでしょう。

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おすすめ刑事ドラマ・バディ編その5『THE LAST COP/ラストコップ』

 

2016年から連続ドラマとして放送されました。

もう、一つの時代にこだわってはいられないとばかりに、タイムスリープ的な要素も盛り込まれたドラマです。

唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、和久井映見らが出演しています。

1985年、唐沢寿明が演じる京極浩介は、凶悪犯を追う最中、仕掛けられていた爆弾の爆発に遭い、昏睡状態に陥った。30年後の2015年、昏睡から目覚めた浩介は刑事に復職しますが、価値観や知識は1985年当時のままで周囲を困らせながらも数々の事件を再び解決していく。

相棒役は窪田正孝が演じています。

大した根拠もなく直観で動く京極と、確たる裏付けがないと動きたくない、現代的な価値観の窪田正孝演じる望月亮太とのやり取り、そして京極の影響を受け、だんだんと変化して行く望月の変化も見どころと言えるでしょう。

パロディ版の生放送を行ったり、ネット配信とのタイアップがあったりと、プロモーション手法的な観点でも新しさが見られました。

 

おすすめ刑事ドラマ・バディ編まとめ

 

以上、バディものの刑事ドラマをいくつかご紹介しました。

もちろんこれだけではありませんし、あの“大物バディ刑事ドラマ”も、今回はご紹介していません。

でも、これまでいくつか見てきたように、バディものは、刑事ドラマの「王道もの」とは違ったポジションから、その軽快さと小気味よさで、刑事ものを盛り上げていく存在であるということはどうやら変わりなさそうです。

今後も、魅力的はバディモノのドラマが出てくることを期待したいものですね!

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